この時期多発中!屋根の修理詐欺の手口とは
梅雨や台風といった悪天候が続くこの時期。異常気象と頻繁に騒がれていますが、荒れた天候で
お住まいの屋根や外壁が心配な方もいらっしゃるのではないでしょうか。実は、そんな不安な気
持ちをうまく利用して、言葉巧みに高額な値段で修理をさせようとしてくる悪質な「屋根修理詐
欺」が最近多発しているといいます。消費者センターでも注意喚起を広く呼びかけていて、今回は
実際に同センターに寄せられているよくある手口をご紹介したいと思います。
【手口その1 】「たまたまお宅の屋根が見えたのですが」と突然訪問
突然、自宅へ訪問し「この付近で屋根・外壁塗装の工事をやっていて、たまたまお宅の屋根が見
えたのですが、屋根の一部が剥がれていますよ」などと、いきなり不安を煽るような言葉で住人
の気持ちを掴みます。
さらには「一緒に問題の箇所を見てもらえませんか?」と、あたかも親切心で住人に寄り添うよ
うな態度をとり、警戒することなく話を聞いてしまうケースが多いようです。
ここでの重要なポイントはいきなりセールスをしてこないことです。あくまでも「たまたま」を装
い、不安な箇所を指摘し、屋根修理への意識をさせることが目的なので、「セールスをしているわ
けではありませんので、修理してほしいなどとはいいませんが~」と住人に安心感を与えて、懐に
入ってこようとするのです。
「親切だな」と心を許してしまうと、ずるずると相手の思うように話が進んでしまい、後に引け
なくなってしまう・・・といったことにならないよう、突然の点検訪問にはまず疑ってかかるこ
とが大切です。
【手口その2 】点検するフリをして屋根を壊し劣化に見せかける
「一度屋根に上って点検しますね」と、点検の準備をすすめ住人が一緒に確認できないことをい
いことに、住人に見つからないように点検するフリをして屋根をわざと破損させ「かなり劣化が
進んでいるので今すぐ修理をしないと危ないです」と、考える隙を与えません。
このように住人が実際に確認しようがない箇所を指摘されてしまうと、言いなりになってしまう
ケースが多々あるようです。また、「市に委託されている」「この辺の地域を順番に点検している」
といった強制力があるような文句で点検させようとしてくる悪質な場合もあります。
名刺や社員証を見せてというと、急に態度を変えて帰っていくという報告例もあり、少しでも怪し
いと感じたら簡単に自宅内に入らせない、むやみに点検をさせない、話を掘り下げて聞くような
ことはせずに名刺をもらって帰ってもらうなどの対応が必要です。
【手口その3】 点検といいながら修理をしたとお金を請求される
先述のように一度点検に屋根に上られてしまうと、屋根の上で何が行われているかわかりませ
ん。中には「無料で点検します」と屋根に上り、点検だけのつもりが「壊れた箇所を今一緒に修理してきたので、その分の料金は請求します」といった無茶苦茶なことをいうケースも報告されて
います。
一般的なリフォーム業者は、点検時にお客様の了解も得ずに勝手に修理を始めることはまずあり
ません。まずは見積もりを作成し、お客様との打ち合わせ後に施工準備に入ります。点検から施
工まで1日で終わってしまうことはまず考えられません。
このように、屋根の上に上ってしまわれると住人は手が出せなくなってしまいますので、突然
やってきた業者に屋根に上らせることはしないでください。
巧妙な手口に引っかからないためにできること
先述のような手口に引っかからないための一番の予防策は、インターホン越しに名刺や社員証を
必ずチェックし、差し出さない業者は相手にしないことです。昼間の在宅人数が少ない時間を
狙ってくることが多く、一人で対応してしまうと、冷静な判断ができないことも考えられます。
その場合は、他の家族がいるときに来るように伝え、一人での対応はしないようにすることも大
切です。
そのほかにも、見積書や契約書など、必要な書類を揃えてもらえるかを確認しましょう。契約す
る前に内容に問題がないか、見積書には項目ごとに料金を明記し、曖昧な料金設定になっていな
いか、後から契約書に書いていないプラス料金を請求されることがないように、不明点はその場
で確認しましょう。話の流れで口約束での施工のお願いは絶対にしないようにしてください。
もしも手口に引っかかってしまったら・・・
万が一、不当な請求や契約を結ばされてしまうなどの被害にあってしまったら、クーリングオフ
制度が適応されることがあります。クーリングオフとは、訪問販売や電話セールスなどで契約を
申し込んだ際に、一定期間であれば無条件で契約を解除できる制度です。契約した日から8日以内
に申請する必要があるため、少しでも契約に疑問を感じたら、すぐにクーリングオフの手続きを
しましょう。(※詳しくは、国民生活センターのHP内のクーリングオフ制度についてをご覧くだ
さい)
また、「詐欺であるか確信は持てないけれど、契約に不審な点がある・・・」といった場合は、
消費者庁が設置している「消費者ホットライン(#188)」へ相談すると、地方の消費生活セン
ターや消費生活相談窓口へ繋げてくれます。一人で悩まずに、まずは相談してみましょう。
今回ご紹介したケースは一部になります。まずは手口を知ることで悪質な業者かどうかを判断する
ことができます。ぜひ安心安全な屋根工事を頼んでくださいね。
世田谷ホームでは、お客様のご要望に沿った施工を行なっております。ぜひ世田谷区をはじめ東京近郊にお住まいで外壁・屋根塗装をお考えの方はご相談ください。
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